先月、放送大学で今期取った科目に関連する本を図書館へ借りに行った時に、つい借りてきてしまった金魚の本。
金魚の写真が盛りだくさんで眼福です。めんこいめんこい。
図鑑だけあって、由来や特徴、飼育ポイント、魅力など品種ごとの解説も充実しています。
「鼻は匂い専門」「嗅覚は人間の百万倍(犬と同じ)」「出目が斜め前に出ているタイプは蟹目と呼ばれる」など初めて知ったこともいろいろありました。
この本の中の「第三章 金魚の科学 5.金魚の色の科学」の項目を読んで、それまでいまいち分かっていなかった「網透明鱗って透明鱗とどう違うの?」というのがやっと理解できました。
一昨年の5月に玉錦という玉サバ系の品種を3匹購入し、今も3匹元気に泳いでおります。
玉錦という品種はその時お店で初めて見て、後からネットで検索してみて「この玉錦というのは、網透明鱗が特徴らしい」と知りました。しかし当時、出てきた網透明鱗の説明を読んだり「もみじ」系(網透明鱗の金魚は名前の頭にもみじを付けるみたい)の金魚の写真を見たりしてもいまいち違いが分からず。網目があるの?これ透明鱗とどう違うの。
それでこの本の上記項目を読んでみたら、
網透明鱗 透明で縁にだけ色素が載った鱗。
網透明鱗では、鱗のエッジのみに虹色素胞があり、金魚の体表では編み目のように見えます。
(↑原文では「編み目」となっていましたが「網目」の誤植かと思われる)
あー、透明鱗は全部透明の鱗だけど、網透明鱗は鱗の縁だけに色素があってそれで網目に見えるっていうことなのね!とやっと理解できました。
うちの金魚らで鱗の違いを見てみよう。(残念ながらパール鱗はいません)
普通鱗
普通鱗なので鱗が1枚1枚くっきり見えます。
モザイク透明鱗
普通鱗と透明鱗が混在しているのがモザイク透明鱗。
透明鱗の部分は鱗と鱗の境界があまりはっきりしません。
水まんじゅうちゃんは反対側の方にはあんこちゃんと同じように普通鱗が点在しています。
網透明鱗?
本に載ってた鱗の写真とは網目の感じがちょっと違うけど、これが網透明鱗ということでいいんだろうか。
ところで私は白勝ちで目や口に赤色が入っている模様が好みなのですが、赤い縁取りの目を「朱紗眼(しゅしゃがん)」と呼ぶこともこの本で初めて知りました。これまではアイラインが入ってかわいいなおしゃれだなとか思っていました。
ちなみに「朱紗眼」で検索したら鬼滅の刃のキャラクターばかり検索結果に出てきてしまいました。朱紗までは合っているんだけども。読み方は違うけれども。なお私は鬼滅好きです。